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用語解説国家群
カージ合衆国
ヒューム(人間)を中心とする国家。
通称、合衆国。
物語に登場する主な種族の中で最も人口が多い。
終戦後も秘密裏に新型兵器開発を進めており、帝国への抑止力として軍の戦力を整えている。
ヴィルカール帝国
ヴァンプ(吸血人)を中心とする国家。
通称、帝国。
レオンハルト皇族とそれに連なる貴族達で国家運営がなされている。
ヴァンプ以外の種族は全て下等種族だという教育が施されているため、他種族を見下す習性がある。
ジーミイル共和国連邦
アニマー(獣人)を中心とする国家。
通称、連邦。
資源大国であり、合衆国と帝国の戦争中は中立を維持し、両国に大量の資源や武器を輸出していた。
しばらくは戦争特需を謳歌していたが、終戦したことにより経済が停滞し始めている。
物語の舞台となる合衆国と帝国の緩衝地帯であるフロスト中立特区の管理を両国から任せられている。
組織
CSS
ジーミイル共和国連邦の諜報機関。
正式名称はジーミイル共和国連邦国家保安委員会。
秘密警察機関であり、対外諜報機関でもある。
階級制度は軍隊と同じだが、正確には軍隊ではなく独立した組織。
作中では「ソフィア・ノスコーヴァ」「アリーシャ・スルツキー」が所属している。
ジーミイル人民警察
通称、民警。
ジーミイル共和国連邦の民間人を対象とした警察の事。
いわゆる一般的な警察。
犯罪捜査や交通整理などの一般的な警察業務を行っている。
中立特区に多数配置しており、中立特区の治安維持に力を注いでいる。
強硬手段も厭わず、身内であるはずの人民警察も監視してくる秘密警察のCSSとは折り合いが悪い。
作中では「ヤーコフ・ドルゴフ」「ルーナ・フィリシンナ」が所属している。
レイブン
フロスト中立地区の裏社会で幅を利かせている組織。
主に密輸、密造、殺人や暗殺、共謀、恐喝や強要、みかじめ料徴収、高利貸しなどを行っている。
薬物の扱いだけは禁止されている。
作中では「オレグ・コルサコフ」がリーダーを務めている。
アルカディア
フロスト中立特区で活動しているテロ組織。
構成員の多くはヒュームで、ヴァンプを標的にしているがヴァンプに協力的な人物も標的にしている。
フロスト中立特区は元々合衆国の領土であったため、この中立特区からヴァンプを追放することが組織の目的である。
種族
人間
他種族と違ってこれといった長所は無い。
強いていうならば繁殖能力が他種族よりもやや高いところ。
吸血人
見た目こそヒュームと変わらない種族。
大きな特徴として首を刎ねられない限り不死身で、個人差もあるが怪我なども瞬時に回復する。
基本的に血以外の食事は必要としないが娯楽として人気。
獣人
猫や犬、馬などの獣の耳と尻尾を備えている人型の一族。
肉体の耐久性や瞬発力、筋力などはヒュームやヴァンプより格段に上である。
能力
レガシー
ヒュームのみ発現する特殊能力のことであり、発現した人物の総称。
発現する確率は1万人に1人の割合だとされている。
炎を操ったり氷を操ったりなどといったものから、空間移動や擬態化といったものまで能力の種類や規模は千差万別。
ノーブル
自らの血を消費することで発動させるヴァンプ専用の特殊能力であり、発動させることが出来る人物の総称。
血に関する能力が多く、ヴァンプ版のレガシーといえる。